タバコを吸う理由、禁煙できない理由
2020年の東京オリンピック・パラリンピックも来年に迫ったことで喫煙所がどんどん減ってしまい、喫煙者にとって肩身の狭い状況が続いいています。追い討ちをかけるように、タバコの値段も容赦なく上がっていくなかで、改めてあなた自身に問いかけてみてください。
「こんなにお金を払って肩身の狭い思いまでして、なぜタバコを吸っているんだろう?」そうです、実はちゃんとした理由があってタバコを吸い始めた人なんて決していないはずです。あなたも胸に手を当ててよく考えてみてください。
子供のころから「タバコは体に毒」と言われていたのにもかかわらず、大人になったころ興味本位でタバコを吸い始めたというのがきっかけなのではないでしょうか。なんとなく吸い始めたタバコを、今なおただただ何年も吸い続けているといったところが本音だと思います。
考えてみてください。タバコを始めるときより、やめるときのほうが何倍も確かな理由があるはずです。なぜ禁煙したいのか、をもう一度自分自身に問いかけてみてください。タバコの料金が高くなったからといった理由でもぜんぜんかまいません。もちろん、ひとつである必要もありません。
そのやめたい理由を禁煙が続かない人は、禁煙を開始してから何日かすると記憶が徐々に薄れてしまい、タバコを吸いたい誘惑に負けてしまいます。そこでオススメしたいのが「禁煙理由の見える化」です。理由を目に見える形にすることで、記憶から消さない、タバコが吸いたいときに思いとどまらせるきっかけとして紙に書いてみてください。できれば、いつも目に入るところに張り出しておければベストです。またスマホの待ち受け画面に禁煙理由が表示されるようにしてもいいかもしれません。タバコが吸いたい衝動はいつやってくるかわかりませんので、とにかくいつも目につく場所にあることが大事なのです。
カウンセリングを受けて50日経てば欲求は弱くなり、基本的に欲求が起きたら10待つことが大事です。10分経てば欲求はほとんどなくなります。欲求に勝とうとしても勝てません。欲求が無くなるまで待つこと。これを何年でも繰り返していけば欲求がいつの間にか無くなっているとわかるのです。